都市ごみからバイオエタノールを生産

家庭ごみ・都市ごみなどから
バイオエタノールを生産する事業が、
イギリスで計画されているとのこと。

英イネオスがごみからバイオエタノール生産

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イギリスの化学大手企業「イネオス」が2008年7月21日、都市ごみなどを原料にバイオエタノールを生産する事業を、2年以内に商用化する、との計画を発表したそうです。

イネオスによると、都市ごみ(家庭ごみが中心)を加熱してガス状にし、バクテリア(嫌気性細菌)を利用することでエタノールに精製するとのこと。

精製されるバイオエタノールの量は、ごみ1トンから約100ガロン(約400リットル)とのことです。

この精製技術は、試験施設で既に実証済みだそうです。

[1][2]では、ごみから精製されたバイオエタノールの実験用自動車が、集積されたごみの前に停めてある写真が掲載されています。
(両記事とも同一の写真で、車のボンネットには、イネオスの子会社「INEOS Bio」(イネオス・バイオ)のロゴがあります。)


(参考)
・[1]北海道新聞2008年7月23日朝刊9面
・[2]livedoor ニュース - ごみを自動車燃料に再利用=英企業
 http://news.livedoor.com/article/image_detail/3739280/
・Cars to run on fuel from household waste within two years(INEOSのプレスリリース、英語)
 http://www.ineos.com/new_item.php?id_press=223
 (google翻訳による上記ページの翻訳結果


バイオエタノールの原料になるのはどんなごみ?

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イネオスがバイオエタノールの原料に用いる「都市ごみ」が、具体的にどのような種類・内容のごみなのかは、ニュース記事[1][2]には解説されていません。

そこで本家イネオス社のサイト[5](英語)を見ると、「municipal solid waste, organic commercial waste and agricultural residues」(固形廃棄物、有機廃棄物と農業残渣など)との記述がありました。

ちなみに中央法規出版「廃棄物用語集」によると、日本では「都市ごみ」の定義は「都市地域から発生するごみ」だそうで、これはごみ排出地域がごみの内容を反映していることから、「ごみ」の前に「都市」がつけられているそうです[3]。

具体的な都市ごみの内容は、例えば[3][4]では一般的な可燃ごみ(紙、ビニール袋、生ごみ)とされています。

それらから考えると、イネオスがバイオエタノールの原料とする「都市ごみ」と、日本の一般的な都市ごみとは、特に違いは無い、のかもしれません。

イネオスの技術が、私達の日常生活で出る普通のごみからバイオエタノールを精製できるものならば、実用化されれば非常に優れた技術ではないか、という気がします。


(参考)
・[1]北海道新聞2008年7月23日朝刊9面
・[2]livedoor ニュース - ごみを自動車燃料に再利用=英企業
 http://news.livedoor.com/article/image_detail/3739280/
・[3]Q&A-b(「太平洋セメント」サイト内)
 http://www.taiheiyo-cement.co.jp/zero-hai/haisuisen/q&a/q&a-bottom.html
・[4]都市ごみの乾燥方法及び乾燥装置
 http://www.j-tokkyo.com/1999/F26B/JP11132663.shtml
・[5]Cars to run on fuel from household waste within two years(INEOSのプレスリリース、英語)
 http://www.ineos.com/new_item.php?id_press=223
 (google翻訳による上記ページの翻訳結果


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